Mizcocy Uamo2019年9月16日読了時間: 1分向こう側私の外にあるものを見たいのに 私という偏光フィルター あなたを見たいのに あなたの外側ばかりが映る 私たちの違いを知りたいのに その違いを受け止めきれずに 全く違うものに成りたがる性質が どこまでも自分をベースにする わたしとあなたの起源から 変わらないことがある...
Mizcocy Uamo2018年11月24日読了時間: 1分餌食夢(えじきゆめ)なにも膨らまない夢に 流れもしないため池は淀み どこも晴れない空に いずれもみないふりをする その足踏みがきれいな音を立てて とったんとったんたん 階段を踏み外したから 地面は底なし沼のよう ここが海なら多くが賑わい それが雨なら広くを潤しただろう...
Mizcocy Uamo2018年11月18日読了時間: 1分みえなかった×未得なかった当たり前の平面の中 立体でいたがる空間は どこにもいけず なににもなれず 四角い箱の中 球でいたがる星々は かどをもてず はしをけずられ わたしのなか なにものかでありたがるそれは だれかを模倣し なにかを付与し そうではないものたちのみえない踊り そうであることに蓋をして...
Mizcocy Uamo2018年8月23日読了時間: 1分「漂うただの様」あなたに一歩、わたしに一歩。 一つの点は乖離して二つの点に分裂する。 繰返し繰返し分裂し、無数の点がそれぞれ一歩。 座標を浮遊し、軸を遊び、弧を描き、 やがて一つの円となり環となって世界はまわる。
Mizcocy Uamo2018年7月18日読了時間: 1分「浮遊する軸」"When already too late." ANDorBUT "It's never too late." 相対的な速度 それはもう過ぎたのかもしれないし まだ先なのかもしれない ひとつ確かなのは 生きているなら死ぬより手前ってこと
Mizcocy Uamo2018年7月13日読了時間: 1分「虚空に咲く花」(こくうにさくか)ただ在るだけの現象がそこに描かれていて 意味の有無や正しさの追求など まるでなんの必要性もないように その姿になにをみるかすら持つ必要もなく そこにあったひとつの姿
Mizcocy Uamo2018年7月10日読了時間: 1分「砂の中の星」星の数ほどのなかで きっと見つけられないだろう 辿り着けないだろう そもそも探してすらいないだろう それでも星が輝こうとするのは そもそも他者のためではなかった