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みえなかった×未得なかった

  • 執筆者の写真: Mizcocy Uamo
    Mizcocy Uamo
  • 2018年11月18日
  • 読了時間: 1分

当たり前の平面の中

立体でいたがる空間は

どこにもいけず

なににもなれず


四角い箱の中

球でいたがる星々は

かどをもてず

はしをけずられ


わたしのなか

なにものかでありたがるそれは

だれかを模倣し

なにかを付与し


そうではないものたちのみえない踊り

そうであることに蓋をして

途方もない夢を見続ける


未だ得ないと嘆くうた





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向こう側

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餌食夢(えじきゆめ)

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「漂うただの様」

あなたに一歩、わたしに一歩。 一つの点は乖離して二つの点に分裂する。 繰返し繰返し分裂し、無数の点がそれぞれ一歩。 座標を浮遊し、軸を遊び、弧を描き、 やがて一つの円となり環となって世界はまわる。

 
 
 

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