みえなかった×未得なかったMizcocy Uamo2018年11月18日読了時間: 1分当たり前の平面の中立体でいたがる空間はどこにもいけずなににもなれず四角い箱の中球でいたがる星々はかどをもてずはしをけずられわたしのなかなにものかでありたがるそれはだれかを模倣しなにかを付与しそうではないものたちのみえない踊りそうであることに蓋をして途方もない夢を見続ける未だ得ないと嘆くうた
向こう側私の外にあるものを見たいのに 私という偏光フィルター あなたを見たいのに あなたの外側ばかりが映る 私たちの違いを知りたいのに その違いを受け止めきれずに 全く違うものに成りたがる性質が どこまでも自分をベースにする わたしとあなたの起源から 変わらないことがある...
餌食夢(えじきゆめ)なにも膨らまない夢に 流れもしないため池は淀み どこも晴れない空に いずれもみないふりをする その足踏みがきれいな音を立てて とったんとったんたん 階段を踏み外したから 地面は底なし沼のよう ここが海なら多くが賑わい それが雨なら広くを潤しただろう...
「漂うただの様」あなたに一歩、わたしに一歩。 一つの点は乖離して二つの点に分裂する。 繰返し繰返し分裂し、無数の点がそれぞれ一歩。 座標を浮遊し、軸を遊び、弧を描き、 やがて一つの円となり環となって世界はまわる。
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